資材置き場の防犯カメラはAIで変わる!人手不足でも夜間の盗難を防ぐ方法
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朝いちばんに現場へ来たら、置いてあったはずの銅線がごっそりなくなっていた――。そんな話が、ここ北海道でも決して珍しくなくなってきました。
「見回りを増やしたほうがいいのはわかっている。でも、そこに割ける人がいない」。資材置き場を管理されている方から、こうした本音をうかがうことが増えています。
この記事では、道内で実際に起きている資材置き場の盗難被害と、人手不足の現場でも無理なく続けられる盗難対策として注目されている「AIカメラ」について、北見市留辺蘂町で防犯カメラや映像ソリューションを扱うビジョンテックがわかりやすくご紹介します。
北海道でも増えている資材置き場の盗難被害

「盗難なんて本州の話でしょう」と思われるかもしれません。ところが、今年に入ってからも道内では資材置き場や工事現場を狙った事件が続いています。まずは身近な事例から見ていきましょう。
2026年5月には札幌市白石区で、元従業員の男が会社の資材置場から銅管約300キロなど、時価約130万円相当を盗んだ疑いで逮捕されました。報道によると、この資材置場は屋外にあり、誰でも入れる状態だったそうです。函館市では6月末から7月初めにかけてプレハブ倉庫から銅線約600キロなど約156万円相当が盗まれ、9月に男4人が逮捕されています。苫小牧市でも、2月の深夜2時台に工事現場から銅線約100キロが盗まれる事件がありました。
全国に目を向けると、被害の規模はさらに大きくなります。警察庁の資料によれば、令和5年の金属盗の被害総額は約132億8,700万円にのぼり、そのうち約8割を金属ケーブルが占めています。銅の価格が高止まりするなか、資材置き場に保管された銅線やケーブルは「売ればお金になるもの」として狙われやすいのです。
こうした状況を受けて、2026年6月1日には「金属盗対策法」が全面施行され、金属くずの買い取り業者に売り主の本人確認や取引記録の作成が義務づけられました。盗品を売りにくくする仕組みが整ったのは心強い一方で、盗もうとする人がいなくなるわけではありません。警視庁も、工事現場や資材置場では見回りや施錠、防犯カメラ、照明など複数の対策を組み合わせるよう呼びかけています。法律に任せきりにせず、現場側でも守りを固めておくことが大切です。
見回りだけで資材置き場を守るのが難しくなった理由

盗難対策と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは「こまめな見回り」ではないでしょうか。もちろん効果はありますが、それを続けられるだけの人手がないのが、多くの現場の悩みだと思います。
国土交通省の資料によると、建設業の就業者はピークだった平成9年の685万人から、令和7年には478万人まで減っています。年齢構成を見ても、55歳以上が約37%を占める一方で29歳以下は約12%にとどまり、全産業と比べて高齢化が際立っているのが現状です。
さらにオホーツク圏では、地域ならではの事情も重なります。現場や資材置き場が広い範囲に点在していて、1か所見て回るだけでも車で何十分もかかることは珍しくありません。夜間や休日は無人になりますし、冬になれば雪道の移動そのものが負担になり、危険も伴います。働き方改革が求められるなかで、夜中に社員を見回りに出すのも現実的ではないでしょう。
だからこそ今、「人の代わりに24時間見張ってくれる目」として、資材置き場の防犯カメラを見直す会社が増えているのです。
録画するだけの防犯カメラと、AIカメラの違い

「防犯カメラならもう付けているよ」という方もいらっしゃるかもしれません。ただ、同じ防犯カメラでも、従来型とAIカメラでは役割が大きく異なります。ひと言でいえば、従来型は「盗まれた後に確認する」ためのもので、AIカメラは「侵入に気づいて、すぐ知らせる」ためのものです。
従来の防犯カメラは、映像を録画しておき、被害に気づいてから映像を見返すのが基本的な使い方です。犯人の特定には大いに役立ちます。実際、先ほどの札幌や苫小牧の事件でも、防犯カメラの映像などが逮捕の決め手になったと報じられています。しかし苫小牧の事件では、盗まれた銅線はまだ見つかっていないとのこと。犯人が捕まっても、資材が戻ってこなければ工期の遅れや再調達の費用は避けられません。

一方のAIカメラは、映像をリアルタイムで解析し、人や車両を見分けて検知します。夜中に立入禁止エリアへ人が入ってきたら、管理者のスマートフォンへすぐに通知が届き、その場で映像を確認できる遠隔監視の仕組みです。「深夜2時に通知が来たので映像を見たら、見知らぬ車が停まっていた。すぐに110番した」という使い方ができれば、被害に遭う前、あるいは被害が小さいうちに手を打てます。
AIならではの強みは、無駄な通知が減ることにもあります。昔ながらの動体検知は、風で揺れる木や降ってくる雪、キツネやシカにも反応してしまい、通知が多すぎて結局見なくなってしまう、という声をよく耳にします。人や車両に絞って検知できるAIカメラなら、「通知が来たら本当に確認すべきこと」という信頼感が生まれます。機種によっては、侵入を検知するとライトを点灯させたり警告音声を流したりして、その場で立ち去らせることもできます。
人が張り付かなくても、気づいて、知らせて、追い払う。これこそが、人手不足の現場にAIカメラが向いている理由です。
資材置き場に防犯カメラを設置するときの3つのポイント
とはいえ、カメラを付ければそれで安心というわけではありません。資材置き場ならではの環境に合わせて設置しないと、せっかくの機能を活かしきれないこともあります。ここでは、特に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
出入口と保管場所を押さえるカメラの配置
まず大切なのは、車両の出入口と、銅線や工具など狙われやすい資材の保管場所をしっかり映すことです。資材をまとめて運び出すには車が必要になるため、出入口で車種やナンバーを捉えられるかどうかは大きな違いになります。また、カメラが目立つ場所にあるだけで「ここは見られている」という抑止効果も期待できます。手が届きにくい高さに設置して、いたずらや破壊を防ぐことも忘れないようにしたいところです。
電源やネット回線がない現場での設置方法
郊外の資材置き場では、そもそも電源やインターネット回線が引かれていないことも少なくありません。その場合でも、ソーラーパネルとバッテリーで電源をまかない、モバイル回線で映像を送る構成にすれば、遠隔監視は十分に可能です。ただし北海道の冬は日照時間が短く、パネルに雪が積もることもあるため、バッテリーの容量やパネルの角度まで含めて設計することが欠かせません。
北海道の冬に耐える寒冷地対応の選び方
最後に見落としがちなのが、寒さと雪への対策です。屋外に置くカメラは防水・防塵性能の高いもの(目安としてIP66以上)を選び、動作できる温度範囲も必ず確認しましょう。夜間の撮影には赤外線機能が欠かせませんし、レンズに雪が付きにくい取り付け位置やハウジングの工夫も大切です。本州向けの基準で選んでしまうと、真冬に映像が乱れたり止まったりすることもあるので、寒冷地での設置経験がある業者に相談すると安心です。
そして、防犯カメラだけに頼るのではなく、照明や施錠、資材の整理整頓とあわせて「入りにくく、盗みにくい現場」をつくることが、いちばん効果的な盗難対策につながります。
まずは現地調査から始めてみませんか
ここまでお読みいただき、「うちの資材置き場にも必要かもしれない」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。とはいえ、カメラの台数や設置場所、電源の取り方は、敷地の広さや出入口の数、冬の積雪量によって大きく変わります。カタログだけで決めるのは、なかなか難しいものです。
ビジョンテックは北見市留辺蘂町を拠点に、オホーツク圏の事業者さまへ防犯カメラやAIカメラ、監視システムをご提案しています。実際に現場へうかがい、「どこから入られやすいか」「冬でも安定して動かせるか」を一緒に確認したうえで、必要な分だけの最適なプランをお見積もりします。すでに設置済みのカメラを活かしたいというご相談も歓迎です。
「まだ導入を決めたわけではないけれど、話だけ聞いてみたい」という段階でもまったく問題ありません。夜の現場の心配を少しでも減らすために、まずはお気軽に現地調査・お見積もりをご依頼ください。
▶ 現地調査・お見積もりのご依頼はこちら(無料相談・お問い合わせ)
📞 お電話でのご相談:0157-42-3349(株式会社ウィズ・プランニング ビジョンテック)
参考資料
- STVニュース北海道(Yahoo!ニュース)「資材置き場から“銅管”約300キロ…計130万円相当を盗む 元従業員の男逮捕 札幌市白石区」(2026年5月21日)
- STVニュース北海道(Yahoo!ニュース)「銅線600キロ 156万円相当をプレハブから盗む 男4人逮捕」(2026年9月)
- STVニュース北海道(Yahoo!ニュース)「工事現場に侵入し銅線約100キロ盗む… 無職の男逮捕 北海道苫小牧市」(2026年9月)
- 警察庁「第1回 金属盗対策に関する検討会 資料」
- 京都府警察「盗難特定金属製物品の処分の防止等に関する法律の全面施行について」
- 警視庁「金属類を狙った窃盗に注意」
- 国土交通省「参考資料集」(令和8年4月3日)
- 日本建設業連合会「建設業の現状 4. 建設労働」