
VISION TECH | DIGITAL RECORDER GUIDE
レコーダー選び、
もう迷わない。
デジタルレコーダーの選び方
「つながらない」「残っていない」を防ぐ。
カメラの方式・台数・保存日数から、
あなたの現場に合う一台を。
録画・監視システムのイメージ
01 / CAMERAカメラとの相性
AHD・IP/配線・給電方式
02 / CHANNEL必要なカメラ台数
今の台数+これからの増設
03 / STORAGE残したい録画日数
画質・録画時間からHDDを選ぶ
こんな迷いから、整理しましょう
台数だけで選ぶ前に。
使い方に合う条件を確認。
防犯カメラの映像を保存するデジタルレコーダー。カメラとの相性や保存期間も合わせて考えると、導入後の「使えない」「残っていない」を防ぎやすくなります。
01
今あるカメラを使いたい
カメラの型番、映像方式、配線と給電方法を確認。レコーダーを入れ替える場合も、最初に組み合わせを確かめます。
02
何台つなげばいい?
今の台数に、今後の増設予定をプラス。必要なチャンネル数と録画性能を一緒に選びます。
03
何日前まで残せる?
残したい日数と画質、録画する時間からHDD容量を検討。遠隔確認やAI機能は、その後に比較します。
01 | カメラの方式
同軸ケーブルか、LANか。
まずはカメラとの相性から。
AHDカメラには、DVR

同軸ケーブルでつなぐAHDカメラ向け。既存設備を生かした入れ替えでも、方式と給電条件の確認が大切です。
IPカメラには、NVR

LAN経由でつなぐネットワークカメラ向け。PoE給電、AI連携、多台数構成など、必要な機能を比較できます。
レコーダー選びの出発点は、接続するカメラとの組み合わせです。既存設備を入れ替える場合は、カメラの型番とケーブルの種類を確認してください。
| 方式 | 主な接続方法・選ぶ場面 | 取扱商品の例 |
|---|---|---|
| AHD用DVR | 同軸ケーブルで接続するAHDカメラ向け。既存配線を生かす更新でも検討します。 | NSD3004AHD、NSD5104AHD、NSD7104AHD-Pなど |
| ネットワークカメラ用NVR | LAN経由でIPカメラを接続。PoE給電やAI連携、多台数構成など、必要な機能を比較します。 | NSU2004・NSU2008・NSU2016、NSV-AIシリーズなど |
| 用途に特化したレコーダー | ワイヤレスカメラやサーマルカメラは、対応する専用構成を確認します。 | ワイヤレス用NSU-W2008、サーマル対応NSV-TH1002など |
「同じ端子だから使える」「ONVIF対応だからすべての機能が使える」とは限りません。映像方式・解像度・音声・AI連携まで、カメラとレコーダーの対応条件を合わせることが大切です。
PoEとPoCは、配線方法に合わせて選びます
PoEはLANケーブル、PoCは同軸ケーブルを使う給電方法です。対応する組み合わせなら、映像と電源を同じケーブルで扱えます。NSU2004はPoE給電LANポートを搭載し、NSD7104AHD-Pは対応AHDワンケーブルカメラへの電源重畳に対応しています。
給電ポート数・合計電力・対応カメラ・配線距離は機種ごとに確認します。特にNSD7100AHD-Pシリーズは、商品説明でワンケーブルユニットとの併用不可と案内されています。既存設備を流用する場合は、接続前に構成を確認してください。
02 | チャンネル数
今の台数だけでなく、
増やす予定まで考える。
チャンネル数(ch)は、接続できるカメラ台数を考える基本の数字。4台なら4chが候補ですが、増設を考えているなら8chも比較しましょう。
現在のカメラ台数 + 今後の増設予定
買い替えの負担を減らすために、
空きチャンネルと給電ポートも確認します。

- 〜4ch:出入口やレジ周辺など、確認したい場所を絞った構成に。
- 8ch:店内・入口・バックヤードなど、複数の場所をまとめて記録する構成に。
- 12〜16ch:フロアや建物内外に複数台を設置する構成に。
- 20ch以上:広い工場・倉庫・施設など、多台数をまとめて管理する構成に。
商品一覧では「〜4ch」「8ch」「12〜16ch」「20ch以上」で絞り込めます。4〜16ch、4〜32chなどの拡張型モデルは、初期構成と追加ライセンスなどの条件も確認しましょう。
台数と一緒に、解像度・動きの滑らかさも確認
同じチャンネル数でも、録画できる解像度やフレームレート、同時再生できる映像数は異なります。「HDMI 4K出力」と「全カメラを4Kで録画できること」は別の仕様です。高画質カメラを複数使う場合は、録画性能に加えて、NVRの受信帯域やデコード性能も確認します。
03 | 録画容量・HDD
「何TB?」の前に、
「何日前まで見返したい?」を。
HDDの容量だけでは、録画が何日残るかは決まりません。カメラ台数・画質・フレームレート・圧縮方式・録画時間によって必要な容量が変わります。「1週間前の出来事を確認したい」「休業日を挟んでも見返したい」など、使い方から保存期間を決めましょう。
- 録画する時間:24時間連続か、営業時間帯か、イベント検知時か。
- 映像の条件:解像度・フレームレート・ビットレート・H.265などの圧縮方式。
- HDDの構成:標準搭載容量、増設上限、搭載台数、注文時に選べる構成。
- 保存と取り出し:容量がいっぱいになったときの上書き設定と、必要な映像の書き出し方法。
例えば、NSU2004の商品仕様は標準2TB・最大10TB×1台、NSD7104AHD-Pは標準2TB・最大16TB(HDD2台構成)と案内されています。標準容量と最大容量は異なるため、商品ページの仕様と選択するHDD構成を確認してください。
容量の概算例として、1台あたり平均2Mbps・4台・24時間連続録画・14日間なら、映像データだけで約1.21TBです。これは条件を固定した計算例で、音声や管理領域、ビットレートの変動を含みません。実際の選定では余裕を持たせ、希望日数を満たすか確認します。

容量と、故障への備え。
両方を考えるなら。
複数のHDDを搭載できるモデルでは、保存容量の確保とRAID構成を検討できます。
標準容量・最大容量・実際に使える容量を分けて確認しましょう。
NSU2032など、複数HDDを搭載してRAIDを構成できるモデルもあります。RAIDの方式によって、故障への耐性と録画に使える容量が変わります。RAID 0には故障時の冗長性がなく、RAID対応だけで録画データが守られるわけではありません。重要な映像は別途書き出して保管する運用も検討しましょう。
04 | 遠隔監視
離れていても、
必要な映像を確認できるように。
店舗を離れているときや外出先でも映像を確認したい場合は、スマートフォン・パソコンからの遠隔監視に対応した機種を選びます。ライブ映像を見ることと、過去の録画を再生・保存することは分けて確認しましょう。
- 使用するスマートフォンやパソコンに対応しているか。
- ライブ表示・録画再生・映像の書き出しのうち、必要な操作ができるか。
- インターネット回線やルーターなど、接続環境が整っているか。
- 複数の担当者・拠点で使う場合に、権限設定や一括管理ができるか。
取扱商品の例では、NSU2004・NSU2032は「Guard Viewer」、NSD7104AHD-Pは「mobile CMS」でのスマートフォン向けライブ表示が案内されています。利用できる機能や接続設定は機種・端末・ネットワーク環境で確認してください。導入時にはパスワード管理や更新方法も合わせて整えます。

利用相談のイメージです。
ライブ表示・録画再生・映像の取り出しは、別々に確認するのがポイントです。
05 | AI機能

「AI搭載」より、
何を検知したいか。
立ち入りを検知したい、人や車両に関わる出来事を確認したい。目的に合わせて、必要なAI機能と対応カメラを選びます。
カメラ側のAI機能
接続するカメラによって使える機能が変わります。
レコーダー側のAI機能
対応チャンネル数や、AI有効時の性能を確認します。
AI対応モデルは、映像を残すだけでなく、出来事を検知したり確認作業を補助したりするための選択肢です。「AI搭載」という表示だけで決めず、必要な機能と使える条件を確認しましょう。
| やりたいこと | 確認する機能・条件 |
|---|---|
| 決めた線やエリアへの立ち入りを検知したい | クロスライン検知、侵入検知、エリア侵入・退出などの対応 |
| 人や車両に関わる出来事を確認したい | 人流カウント、車両検出などの対応と、必要なカメラの組み合わせ |
| 複数台でAI機能を使いたい | 対応チャンネル数、同時利用の制限、AI有効時の表示・再生性能 |
NSU2004では、レコーダー側のAI機能と、接続カメラ側のAI機能が分けて記載されています。機能によっては対応カメラが必要です。また、AIを有効にするとデコード性能が変わるモデルもあります。
AI検知は、設置角度・明るさ・天候などの影響を受けます。北見・オホーツクの屋外環境では、積雪や吹雪、夜間の見え方も含めて確認し、現場に合わせて検知範囲や感度を調整することが大切です。
設置規模から考える
ご自宅から、店舗・工場まで。
見る場所に合わせた録画構成を。
次の表は検討を始めるための目安です。建物の広さだけでなく、出入口・死角・確認したい場所と増設予定から台数を決めます。
| 設置場所・使い方 | チャンネル数の目安 | 優先して確認したいこと |
|---|---|---|
| 住宅・小規模店舗・小さな事務所 | 〜4ch/増設予定があれば8chも比較 | カメラ方式、操作のしやすさ、保存日数、スマートフォン確認 |
| 店舗・事務所の複数エリア | 8ch〜16ch | 店内外の配置、給電・配線、同時表示、必要な画質 |
| 工場・倉庫・広い施設 | 16ch〜32ch以上 | 受信帯域、HDD増設、RAID、ラック設置や放熱 |
| 多拠点・さらに多台数の運用 | 32ch・64chや複数台構成など | 拠点ごとの録画、集中管理、回線、障害時の運用 |
取扱商品には、4・8・16chのNSUシリーズに加え、32chのNSU2032、64chのNSU2064、NASベース型やラックマウント対応モデルもあります。必要な台数と保存条件を決めてから、構成を絞り込んでいきましょう。
価格だけでなく、カメラ・HDD・配線・給電機器・設定や設置工事を含めた構成で比較すると、導入後の費用も見通しやすくなります。
よくある失敗・購入前の確認
買ってから困らないために。
今あるカメラが、つながらなかった。
同じ端子でも使えるとは限りません。カメラの型番・映像方式・解像度・配線・給電方法を確認します。音声やAI連携も含めて、組み合わせを確かめましょう。
見返したい日の映像が、残っていなかった。
実際の画質と録画時間でHDD容量を見積もり、上書き設定も確認します。必要な映像は早めに書き出して保管しましょう。
増設したいのに、入力が足りなかった。
今後の台数、給電ポート数、拡張条件や追加ライセンスを確認します。入力台数だけでなく、録画性能・受信帯域も合わせて検討します。
AIや遠隔監視が、想定どおり使えなかった。
対応カメラ・アプリ・回線・同時利用の条件を確認します。AIの精度は設置角度・明るさ・天候などの影響を受けるため、現場に合わせた調整が大切です。
設置場所が、機器の条件に合っていなかった。
屋内設置、放熱、ほこり、温度・結露などの条件を確認します。北海道の無暖房倉庫などでは、機器の動作温度と設置環境を事前に確かめましょう。
ご相談は、分かる範囲からで大丈夫です。
設置場所/現在と今後の台数/既存カメラの型番/残したい日数/外出先からの確認/必要なAI機能。分かる範囲でお知らせください。ビジョンテックでは、機器の選定から配線・ネットワーク設定、設置後の操作までご相談を承ります。
大切な映像を、必要なときに。
設置条件に合う一台を、
商品一覧から。
方式・チャンネル数・PoE・PoC・RAID対応で絞り込み。
候補の仕様とHDD構成を、比較してみてください。
候補が決まったら、商品ページの「この商品について問い合わせる」からもご相談いただけます。
掲載の機種・仕様は商品ページをもとにした選定例です。ご注文前に、各商品の最新仕様・対応条件・選択するHDD構成をご確認ください。